2024.3.10

個展 だれかの海辺 展示風景

Exhibition 

2024.2.18(日)~3/3(日) BRÜCKE(小台)
2024.2.17(土)~3/2(土) SHI-TEN(外神田)

↓BRÜCKE展示風景









↓SHI-TEN展示風景






足を運んでくださった方、気にかけてくださった方、BRÜCKEとSHI-TENのみなさまありがとうございました!

コーヒー屋さんの2店舗でほぼ同時開催という貴重な機会をいただいた展示でした
居心地よくて好きだな〜と思っている空間に私の絵がある…という状況はとても嬉しいと同時に緊張もしました

だれかの居る海辺の景色をテーマとして制作し、メイン会場のBRÜCKEには新作を8点、
そしてSHI-TENには旧作を中心に新作も2点という構成でした

展示する空間、そしてその先のだれかの生活に馴染む作品を作りたいと近年は考えています

私にとって最も身近な海辺の景色は長く暮らした神奈川の海で、
砂浜よりも断層が露出しているような岩場の風景が「いつもの海」という感じがします

以前描いた神奈川(城ヶ島)の地層の絵を見てくれたオーナーさんたちが、故郷の和歌山の海辺を連想したという話を聞かせてくれたことがこの展示のはじまりで、
私にとっての「いつもの海辺」が、だれかの「身近な海辺」を思いだすきっかけになったことが興味深かったし
私もその景色を見たい…と好奇心が抑えられなくなり
2023年秋に和歌山を訪ね、いろいろな地層を見てまわり、今回の作品群が生まれました

和歌山の海辺の地層は圧巻でした
(そのあたりの体験をまとめたフリーペーパーも作りました)


展示のDMに使った絵はフェニックス褶曲という地層で、これも和歌山にある岩です



展示の本筋とは少し逸れますが、せっかくコーヒー屋さんで展示させてもらうのだからそれぞれのお店にまつわる作品も作りたいと思い、
各店舗に1つずつ、駄洒落のような感じの作品も作りました

BRÜCKEのほうはカウンター前の席でコーヒーとバナナブレッドを食べたときの絵を描いて、同じ場所に置かせてもらったのですが
その席で絵と同じメニューを注文してくださった方がいて、絵と人の間に対話が生まれている!と思いました


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